長持ちするビジネスシューズに向いているグッドイヤーウェルト製法

 グッドイヤーウェルト製法の革靴

 

ビジネスマンは足元を見られると言われるように、きちんとした身だしなみはビジネスシューズが大切なのです。
そこで、ビジネスシューズの製法や種類について見ていきます。

 

革靴の製法の種類

革靴を製作するにはグッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法、セメント製法といった種類があります。
グッドイヤーウェルト製法は、複式縫いというアッパーとソールを2回に分けて縫い付ける方法です。
この製法を用いると、雨に強い靴に仕上げることができるのです。
マッケイは単式縫いが行われ、1回しか縫い付けないため柔らかく軽いものができます。
セメントで使用されるのは接着剤です。
縫う必要がないため、比較的自由にデザインができます。

 

糸で縫い付ける製法

一般的に、糸で縫い付けるのはグッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法です。
多く存在する製法の中でも、糸を使用する代表的な製法はこの2つです。
足の甲の部分から底に至るまで糸を使用するのですが、使われる糸もブランドによって異なりますので強度はもちろん機能性も変わってきます。
特に、グッドイヤーウェルト製法では細い革を甲、中間、底に仲介させるものであるため、しっかりした見た目と力強さを感じられると言われています。

 

ビジネスにふさわしい格上げシューズ

ビジネスにふさわしいシューズというのは、優れた素材や長持ちできるというだけでなく、一般的に黒か茶色などの落ち着いた色を使用しているものであると言われています。
黒だと傷がついた時に目立ってしまうとして、避ける人も少なくありません。
しかし、シックなその色合いは相手に大人っぽさやエレガントさをアピールするのに最適で、ビジネスに向いているのです。
茶色は上質感や高級感を際立たせると言われ、黒に比べてちょっとした余裕を感じさせることができます。

 

ソールと本体を接着剤で貼り付けている製法の革靴は良くない

セメント製法は接着剤を使用して、ソールと本体を貼り付けているのですが、実はこの製法で作られた革靴はあまり良くないと言われているのです。
なぜなら、日常的に履いていると靴底は擦り減っていくのですがその際にソールを交換できないため、買い替えなければならないからです。糸であれば交換できるのですが、セメント製法は専用の接着剤が使用されているため無理に剥がしてしまうと靴そのものが壊れてしまいますので、余計に費用がかかってしまいます。

 

おわりに

革靴にしろ、スニーカーにしろ、多くの場合、長持ちするかどうかや、デザインで購入を決めることが多いです。製法を基準に購入を決めるという人は多くないかもしれませんが、それぞれに特徴があるので参考にしてみると良いでしょう。